「落ち着いて落ち着いて
その事もちゃんと話すから!!」


私達をなだめるように言う。


「その事もって事は他にもあるんだな」


松田さん鋭い!!


すると、先生は
長くなるけどしっかり聞いてねと
言って話し始めた。


「まず、君達が呼ばれたのは
この学校のとある事に入ってもらう為だ。まだ入学したばったかりだから
全然常永の事を知らないと思うけど、それについては明日にでも分かるから良いや。私が言いたい事は、君達にこの学校のスパイになってもらう。」


うん。スパイねってスパイ!?!?

「スパイって潜入捜査とかFBI的な事するんですか?」

颯汰が面白がっちゃってるよ…


「あ、いや。スパイと言うよりは警察だな。昔からスパイって呼ばれてるからスパイって呼んでるんだよ。警察よりスパイの方が格好良いしね!」


じゃあ、最初からそれでよくない?

わざわざスパイにする意味…。



「って事で、君達には拒否権はありませーん!!これからよろしくね!」


10箇所くらい突っ込ませろ。

そんな事を考えているのは私だけではないはず