でも待てよ……?なんで彼方くん誰もいない教室にいたのかな?



考えても分からないー!




「あ、奏間に合ったのね」



「愛美なんで教えてくれなかったの!
彼方くんに言われなかったら危うく遅れるところだったよ」



「あれ?松田も教室いたんだ」



「うん、誰もいなかったのに教室いたの」



「へ〜〜」


ニヤニヤしながら愛美が私を見る




なんか顔に付いてるかな!


一人で顔をペタペタ触ってる中で愛美が




「まさか……ね」




なんて呟いてるのは知る由もなかったのだ