この声が君に届くまで

「今は甘いものって気分じゃないんだ!ごめんね、美奈」


「まぁ、いいとしよう」



注文するものも決まった所で、通りすぎようとした店員を呼び止めた。



「あのっ、注文したいん………で、す…けど」



私の声に振り向いた彼が…視界に飛び込んできた。



―――――ドッキン…。



心臓が、大きく跳ねた気がした。



「わかりました」


「アイスティーとフルーツタルトください」