「ちょっと、美奈!?何だけてんの〜?」


「うるさい、香織。黙って!」



ツーンとした顔で言う親友の美奈は机にほっぺをくっつけだら〜んとしてる。



「後、3教科残ってるよ?」


「ぁー…私は何も聞こえない〜」



……これぞまさに現実逃避だな。



全く、困ったもんだぜ。



「とりあえず、後、3教科!頑張ろーね?」



そう言って自分の席についた。