時は過ぎ、3年生。
周りは受験一色。
私は、受験しない。
学校と言う存在に疲れたから。
笑顔で居るのに疲れたから。
卒業したら高校には行かず、ゆっくり休憩してからアルバイトでもしようと思う。
なんだけど、学校の先生もお兄ちゃんも玲央も誰も賛成してくれない。
玲央に関しては、契約が守れないからだと思うけど。
お兄ちゃんも玲央も、私には普通の生活を送って欲しいらしい。
お兄ちゃんなら賛成してくれると思ったのに
「学校に行かなかったら、柚葉が壊れる気がする。」
そう言われた。
でも結局、私は受験しないまま卒業した。
お兄ちゃんと喧嘩して、口を利かなくしたら折れてくれた。
玲央も諦めてくれた。
だから安心してたんだけど4月。
みんなは高校生として新しい生活が始まった。
玲央は高校生になってから、
「俺と同じ学校に来い。」
「頼む。」
「俺はお前が隣に居ないとダメだ。」
そんな事を言い出した。
私が高校生になる事を諦めていたお兄ちゃんも、玲央に便乗してまた言い出した。
そして6月。
私はとうとう折れて、高校生となった。
なかば強引に。いや、ほぼ強制的に。
高校生になって知った事実。
玲央は暴走族の総長。
そして、信じられる仲間が居たこと。
玲央が羨ましいと思った。
信じてくれる仲間が居ることに
信じられる仲間が居ることに


