好きの大きさ【番外編更新中】


「俺は早川 優。

よろしくね柚葉ちゃん。」


「はい。」


王子様スマイルが優だって。


「最後は俺だね。滝沢 恭介。

よろしくね柚葉ちゃん。」


「はい。

じゃあ、私は教室に戻りますね。」


立ち上がって、屋上を出ようとしたら


「待って。」


腕を掴んできた。


キモチワルーー


「恭介、その手を離せ。」


"契約" 通りに動く玲央。


「聞きたいことあるからもう少し居てくれる?」


未だに腕を掴んでいる恭介。


「恭介柚葉から手を離せ。今すぐだ!」


玲央が無理矢理恭介の腕を掴んで離した。


「嫉妬深い男は嫌われちゃうよー玲央」


薫が茶化すけど、別に玲央は嫉妬している訳じゃない。


"契約" 通りに動いただけだ。


「ありがと玲央。」


「あぁ。」


恭介を睨む玲央。


その恭介は、私に探るような視線を向けている。


はぁ。面倒臭。


「それで、何が聞きたいんですか?」


しょうがないから、座り直して聞く。