入って1年半という異例のスピードで 総長に登りつめた俺。 流星に入ってから、ずっと連んできた 恭介、薫、優と頂点を取った。 今まで喧嘩なんてたくさんして来たが、 仲間を殴ったのは初めてだった。 ましてや、抗争の時に安心して背中を預 けている恭介を殴る時が来るなんて。 誰も想像しなかっただろう。 倒れた柚葉を連れて倉庫を出て行った戒さんを見送って ソファに座って目を瞑りながら 柚葉との出会いを思い出していた。