その日はいつものように学校から直接倉庫に行って、幹部室で過ごしていた。
お菓子を食べる薫に、ケータイを弄る優、柚葉ちゃんの髪の毛を弄ぶ玲央。
そんな玲央に身体を預けている柚葉ちゃん。
そしてパソコンで他の族を調べている俺。
全員やる事はバラバラだが、それが日常となっている。
プルルルル
「わり。ちょっと電話。」
優のケータイから着信音。
電話をする為に幹部室を出て行った。
そして10分後。
「僕お菓子買ってくるー!」
毎日の日課となっている切れたお菓子を買いに
「行ってらっしゃい」
「いってきまーす!」
柚葉ちゃんに見送られ出て行った薫。
入れ違いに優が帰ってきたが
「ついでに下っ端鍛えてくるわ」
そう言って下に行った。
今は俺と玲央と柚葉ちゃんの3人。
部屋には俺のパソコンを打つ音だけが響いている。
静かな部屋に
プルルルル
さっきとは違う着信音が響いた。
「ちっ。柚葉待ってろ。」
「うん。」
音の発信源は玲央のケータイ。
舌打ちをしてから、柚葉ちゃんの頭を撫でて部屋を出て行った。
必然的に、柚葉ちゃんと二人きり。
待ち望んでいたこの状況。
このチャンスを逃さまいと、俺は口を開く。


