お得意のマシンガントークで、俺に自慢しやがる。
柚葉の裸、俺だってまだ見た事ねぇのに……。
「真梨!お尻にホクロなんてあるの!?
私、知らないんだけど!」
「柚葉の身体の事なら柚葉より知ってるもーん」
本人より知ってるって事は、何回も裸見てるって事だよな?
「うぜぇ。」
「あら?ヤキモチ?ヤキモチ妬いてるのかしら天野玲央。私が羨ましいでしょ?いいでしょ?ふふふ」
「ちっ……。」
さっきまでの泣きそうな松下真梨なんて、どこにも居ない。
幻覚じゃねぇよな?
「てか、ウチに泊まるの?聞いてないんだけど」
「戒くんは知ってるから大丈夫!」
「ならいっか」
「ちなみにねぇ、柚葉は胸が弱いの!
揉むと顔真っ赤にしちゃうんだよねー?
声出しちゃうんだよねぇ?
あの時の柚葉は可愛かったなぁー」
「ちょっ……真梨!?」
うっとりした顔で柚葉との昔話を色々話す松下真梨。
柚葉は恥ずかしがってるけど、御構い無しだな。
とにかく俺たちより柚葉を知っているとアピールしまくってる。
そのお陰で、俺たちはヤキモチを焼きっぱなし。
まんまと松下真梨の策にハマったわけだ。


