好きの大きさ【番外編更新中】


柚葉に聞かないと分からないから倉庫に戻ろうと、裏路地を抜けようとした時


どん、と誰かにぶつかった


「おい兄ちゃんよぉ〜
てめぇがぶつかったせいで俺の肩ヒビ入っちまったじゃねぇかよ!あぁ?」


「ちっ……」


今時こんな奴居たのかよ

つか、それ位で骨にヒビ入るとかどんだけモヤシなんだよ。

女でも無傷だろ。


「舌打ちしてんじゃねぇぞ!」


「…女以下かよ。クソだろ」


ついポロっと零した本音を聞き取ったモヤシ男。


裏路地で街灯はなく暗い為、顔は見えないが確実に怒ったであろうモヤシ男。


面倒くさいからモヤシと呼ぶ。


てめぇに構ってる暇ねぇんだよ。


「おいてめぇ!今なんて言いやがった!?」


ちっ、こいつ面倒くせぇ。うぜぇ。