好きの大きさ【番外編更新中】


「柚ー!おはよー!」


「あっ、カナおはよー」


3年生になって2ヶ月が経った。


先生達は受験生だから〜とウザい位同じ事を言っている。

私は受験する気ないから関係ないけど。


いつものように同じクラスのカナと登校して、学校に行く。


「あれ新藤先輩じゃない!?」

「うそっ!初めて生で見た!」

「ちょーキレイ!」


学校が近づくと共に、そんな声が増えてくる。

私は芸能人かよ、とツッコミたくなる位

でもそんなの序の口で……


学校に入れば


「新藤先輩っ!おはようございます!」

「新藤先輩、今日も綺麗ですね!」


うん。歩けない。進めない。


後輩ちゃん達が下駄箱に群がって、前に進めない。


一緒に登校して来たカナはと言うと


「柚!先行くわー、がんば!」


毎回逃げる。

まぁ、身長の小さいカナが頑張った所でどうにもならないのは検証済みだから


「あはは、わかったー」


苦笑いで見送る。