「うんっ!」
「泣くなよ」
「だって……嬉しくて」
耳元で囁かれた言葉に、今まで出なかった筈の涙が溢れる。
「やっと……やっと手に入れた。
絶対、離してなんかやらねぇ。」
だから私も
「私だって玲央の事、離してなんかあげない」
「上等だ。」
おデコを合わせて、玲央と微笑んだ。
「柚葉、愛してる。」
「んっ……」
唇と唇が触れれば、だんだん深くなっていく。
「れ……お……」
はぁはぁと肩で息をする私に、軽く口付けをした後
「もう"契約彼氏"なんて言わせねぇ。」
私を抱きしめてそう言った。
「言わないし」
「幹部室戻るぞ。」
「うん」
離れる身体に、寂しいと感じていると
「ほら」
手を差し出してくれた。
その手をとって、みんなの居る部屋に行く。


