好きの大きさ【番外編更新中】


さらに10分後


勉強をしないで、勉強している光景を見ている俺は薫に始めて同情した。


「柚葉ちゃぁん……許して……」

「無駄口叩く暇あったら、手を動かす」


「柚葉ちゃん……きゅうけ「ダメ。」

お菓子「ダメ。」鬼……「何か?」

いえっ!何もありませんっ!勉強します!」


そんなやり取りをする二人を、勉強そっちのけで見る恭介 優ペア。


「恭介とやるより精神的に来るな……」


俺、恭介で良かったわと嬉しそうな優に


「あれは鬼だね……」


薫に同情の視線を送る恭介。


遡ること10分前。

ーーーーー


「薫の苦手な教科はなに?」

「…………」

「薫……?」

「全部です……」

「ふーん」

「うぅ……」


柚葉の無言の圧力に、縮こまる薫。


「じゃあ、まとめて全部やるよ」

「えっ?」

「学年順位80位越えないと、夏休み遊んであげないから。」

「やるっ!頑張ります!」


って訳でまず数学からやり始めたが


「取り敢えず公式を頭に叩き込んでね」

「えっ……」

「公式覚えないと、何もできないよ?」

「やりますっ!」


そしてすぐに


「頭が爆発する」

「爆発しないから」

「ギブアップ……」


辞めたいと言い出した薫。


そんな薫に


「公式全部覚えたら、休憩あげる。

休憩の後問題出すから、バツよりマルが多かったらお菓子あげる。」


条件を出した柚葉。


「本当っ!?やるね!」

「ただし」

「ゴクッ……」


思わず唾を呑む薫。


「マルよりバツの数が多かったら、お菓子はなし。
後、ペナルティとして倉庫周り5周ね」

「ゲッ……」


「それが嫌だったら、勉強頑張ろうね?」

「はいぃぃ!」


やる気を出したかと思ったらまたすぐに

机に顔をへばり付ける薫。


そして今に至る。