早速といった感じで、倉庫に行く。
幹部室に行けば、鞄から勉強道具を取り出す薫と優。
「俺は優を見るから、柚葉ちゃんは薫をお願い出来る?」
和解した恭介と柚葉は、二人の勉強の分担。
今まで恭介がバカ二人の勉強を教えていたから、楽になったんだろう。
優は理解してしまえば、出来る。
ただ、問題は薫。
勉強する気がなければ、やろうともしない。
毎回恭介に怒鳴られながら泣く泣くやっている。
そんな薫は、柚葉に教えてもらえるからかご機嫌でやる気らしい。
「「よろしくお願いしますっ!」」
机に教科書とノートを広げ、優に勉強を教え始める恭介。
薫と柚葉ペアは
「取り敢えず、薫がどの位出来るか見たいからこのページ解いてね。」
まずは薫の頭を見るらしい。
「はーい」
怒られながら恭介に教えられるより、柚葉が優しいからかご機嫌に問題を解く。
いつもはない光景に、恭介と優は目を見開く。
「出来たよっ!」
問題を解き始めて10分。
万遍の笑みでノートを柚葉に渡している。
赤ペンを片手に、丸をつける柚葉。
「薫……天才だね。」
その言葉に、全員が反応する。
「「「はっ?」」」
「でしょぉー!結構頑張ったんだよ!」
自慢気な薫に
「柚葉ちゃん、薫は天才なんかじゃないぞ!」
「薫が天才だったら、俺は毎年苦労しないよ……」
抗議する恭介と優に
「だーかーらー、こんな点数取れるなんてある意味天才だねって事。」
丸をつけ終わったノートを俺たちに見せる。
100点中 5点
「「「「…………」」」」
何故か問題を解いた本人までもが驚いている。
「こんな点数とってる人始めてみたよ。」
「うそだぁぁぁぉぁぁぁ」
薫の叫びは、倉庫中に響いたとさ


