「そっか…そっか!そりゃ、そーだよな!俺が好きなんだもんな!」

「うん!」

「じゃ、いくぞ」

「うん。」

そう言ってからまた口が重なった

いや、重なったと言うより、くっついた

これが私の手探りのようなキスだった

きっとこの光景を桜の木だけが優しく見守ってくれていた

あれから私たちは会うと、キャッチボールをしばらくして、キスをしてから帰るようになった