すると陽斗が…

「?!」

私の口にキスをした

「えぇ?何今の~…」

私は頭の中が真っ白だった

だって、キスの"キ"の字も知らないほど知識がなかった

「か、母さんが見てたドラマで見たんだ。男と女がこうやって口をくっつけてたんだ。なんか知らねーけど、好き同士ですることなんだって…母さんが言ってた!」

「へぇ、そーなんだ。なんかよくわかんなかったから、もっかいして?」

「いーけど、遥菜は俺が好き?」

「へ?何当たり前のことゆってんの?好きに決まってるじゃん!」