「こーやって手を入れて、このボールをキャッチするんだぜ!かっけーだろ?」 「かっけーかっけー!私もやりたーい!」 「いーけど、これ一個しかねーんだ!」 「そっかぁ…それじゃあ、出来ないね…」 しばらく考え込んだ陽斗の答えは 「そんじゃあ、遥菜使えよ!」 「えぇ?いーの?」 私は嬉しくなった 「だって俺、男だし!男は強いんだせ!」 「ありがとー!陽斗だーい好き」 「お、俺もだし…へへへ」 それから私たちは、私がグローブを付けて、よく二人でキャッチボールするようになった