鈍感なキミを好きになってしまった。








「そうか?お前の姉弟と比べたらアイツは下の下だぞ」







「何で俺ら基準なんだよ」








「あ!そーだ!これから文化祭始まるし、お前告白大会で告れば?」








パンっと手を叩いて俺を見てきた。








・・告白・・ねぇ?










「・・やらない」







「何で!?」







「コラ!!今授業中です!!静かにしなさいっ」






ドッと教室が盛り上がる。







藍を見ると俺を見てクスクスと笑っていた。







・・トクン








その笑顔さえ俺の顔を赤くするのには十分だった。








「うわっ・・何赤くなってんの?まさか――」







「るせぇっ」