まさかまさか、俊ちゃんとそういうふうに思われてるなんて、知らなかったな。
「違うのかぁー。てっきり、そうだと思い込んでた。あのクリスマスの日も、2人がそういう関係だから、あの4人だったのかなって思ってたんだけど」
あ、確かに。
なんで、あの4人だったのかな?
「確かに、よく考えてみればおかしいですね。なんであの4人...?まあ、そのおかげで祐奈ちゃんと仲良くなれたので、どんな理由でもいいんですけどね」
「もー、美音ちゃんったら、嬉しいこと言ってくれるねー!私も美音ちゃんとこうやってお話しできてうれしいよっ!って、話戻るけど、その好きな人ってどんな人?」
祐奈ちゃんが、目をキラキラと輝かせながら聞いてくる。
ちょっと、話をそらせたかなって思ったんだけどな。
「んー。好きな人はー、なんか、いちいちかっこいいんですよね」
「え、何?その、ムカついてる感じ」