「美音、大丈夫?女子はこういうことになると怖いんだから、気をつけないと」
本当にそうだよね。
友達としては普通に仲良いんだけど、恋愛のことになると鳥肌が立つくらいに恐ろしい。
「本当に怖い。でも明日香がいて助かったよ。ありがとね、いつも」
「あなたたちは女子じゃないんすか?」
私と明日香のもとに俊ちゃんがやってきた。
「んー、ま、少なくとも今私たちが言ってたような女子ではないと思うけど」
明日香が答える。
「同感」
私も答えると、俊ちゃんは笑って、「ははは、そうだな」と言った。
こんな風に2人と笑いあう時間はとても楽しい。
そして、文化祭当日。
「あー。やばい、緊張する」
劇をするクラスは3学年合わせて4クラスあり、午後の部に入れられていた。
午前中は教室で出し物をしているところを回っていたんだけど、午後の劇のことで頭がいっぱいであまり楽しめなかった。

