初恋は叶わない。




でも蓮先輩はその声に取り合うことなく、私を渡り廊下に連れてきた。



この渡り廊下って...。



私が篠原先輩と蓮先輩の関係を勘違いしたところだ。



移動教室の時にここを通る時は、その時のことを思い出してすっごく嫌な気持ちになったけど。



今はなんだか、蓮先輩と二人でいる空間が特別に感じて、うれしい。



そのせいでかにやけそうになる顔を我慢するけど...。



なんでだろう。



蓮先輩は笑ってない。



「あの...蓮先輩?」



「・・・」



え...。



怒らせちゃった、かな?



蓮先輩に会いに行ったことかな?



来るな、ってこと?



「蓮先輩、あの...ごめんなさい。私が勝手に3年生の教室になんて言ったから...」



「違う」



「え?」



違うって、じゃあ、何?



「ごめん。ヤキモチ焼いた」



「え?...え?!えええ?!」