「気持ち明るくするには、どうすればいいかな?」
あおちゃんなら、こんな質問にも的確に答えてくれると思って、質問してみる。
「大声で叫んでみたら?」
真剣に質問したつもりなのに、なぜか半分笑いながら言うあおちゃんの声が聞こえる。
なぜ。
「わああーーー!!」
結局、部活が終わっていつもより急いで駅に向かっていつもより一つ早い電車に乗って帰って。
人がほとんど通らない、家の近くの空き地で叫んだ。
だって、自分じゃ気持ちを明るくする方法が思いつかなかったんだもん。
でも、人がほとんど通らない空き地でも、もしかしたら誰かに聞かれてるんじゃないか、って周りを見渡す。
周りには、木、木、電柱、道路、木、蓮先輩、木...。
今、ここにあったら、っていうか、いたらおかしい人がいたような...?
いや、気のせいだよね?
確認のために、もう一度いるはずのない人がいた気がしたの方を見てみる。

