「そんな階段の真ん中で何してんの?」
蓮先輩に質問される。
確かに、誰が見ても不思議に思うよね。
「あ、えっと...」
「えっと...?」
何か理由を言わなくちゃ。
でも、本当のことなんて言えないし...。
「あ!ちょっと、足をつっちゃいまして!」
「え!片岡ちゃん、それは大変だ!」
後藤先輩が私に駆け寄ってくる。
「大丈夫?」「保健室行く?」ってものすごく真剣に聞いてきて。
嘘なのに、なんか罪悪感...。
「え、あ、どこも痛くないです!嘘です!」
やっぱり、嘘はよくない。
ごめんなさい!
すると後藤先輩は「え!嘘なのかい!」と本気で驚いていた。
その反応を見て、本気で信じてくれてたんだなってまた罪悪感。
そんな時、蓮先輩は...。
「嘘って...。なんでそこで嘘つくんだよ!」
なんて言って、腹を抱えて爆笑中。

