すごく、すっごく嬉しい。
すると、コーチかな?そんな人が後半の前にみんなを集めて話を始めた。
その話が終わると、試合に出る人たちはグラウンドに歩いていく。
でも、蓮先輩は話を聞く前まで座っていたベンチの方に歩いていく。
え、もしかして試合出ないのかな?
最後の試合なのに。
蓮先輩のサッカーをする姿を観れるのは、さっきのが最後だったの?
ベンチに座った蓮先輩は、かけてあったタオルを手に取る。
そして、両手でぎゅっと握って数秒間目を瞑る。
目を開けたかと思うと、ベンチにタオルを置いてグラウンドに向かう。
ってことは、試合に出るってことだよね?
よかった...。
それにしてもさ、蓮先輩。
私があげたタオルをぎゅっと握ったのには何か意味があるの?
そんなことされたら、勘違いしちゃうんだよ。
でも、私なら大丈夫。
今まで蓮先輩を好きでいて、わかったから。

