初恋は叶わない。





え、固まってる?



無表情ってことは、気に入らなかったのかな?



やっぱり、迷惑だったのかな?



背中に冷や汗がすーっと。



その時、肩をガッと持たれた。



ふと、息を飲む。



「片岡、ありがと!これちょー欲しかったんだ」



「え?」



「え?」



「え、あ!本当ですか?!良かったです」



え、えええ、喜んでくれたの?!



「本当の本当のほんとーっですか?」



もしかして、私のためを思って無理に喜んでるフリをしてるんじゃ...?



「本当の本当のほんとーっ!俺、これ欲しかったんだよ!だから、ありがとな?」



そういう蓮先輩の顔は本当に嬉しそうで。



もしこれが演技なら俳優になって活躍できる、ってくらいだから、その笑顔を信じることにした。



「ありがとう、ございます」



「え?なんで片岡がありがとうって言うの?俺がありがと!」