「ごめん、なさい...。...あっ、でも、周りの人たち見てたら、いつのまにか一人になってたんだよ?」
「普通の人じゃ、そんなので迷子になんかならないだろ」
ふはっ、なんて笑って言う俊ちゃんにちょっとむかっとしたけど、でもやっぱり1人は心細かったから...。
「ごめん。ありがと」
そういえば、俊ちゃんに“ありがと”って言うこと多いな、なんて思う。
「ははっ、どういたしましてー!じゃ、早くみんなのとこ行くぞ?みんな心配してたんだから」
「うんっ!」
みんながいるから、と言った俊ちゃんについて行くと、そこはオシャレなカフェで。
祐奈ちゃんと行ったカフェもオシャレだなって思ったけど、ここはやっぱり都会だなって感じでよりオシャレ。
「あ、美音ちゃん!やっと来たー」
同じ班のあおちゃんが言った。
そういえば、俊ちゃん俊ちゃんって浮れてたけど、あおちゃんっていう話やすい人もいたなって気づく。

