少し汗をかきながらも、スーパーについて一気に涼しくなる。



メールに書いていたトマトときゅうりを買って、スーパーを出る。



帰り道、いつもと違う道を通ってみようかな、という思いがなぜか浮かんできた。



小さい頃に通っていた道がこっちにある、と思って、いつもは曲がる行くところをまっすぐ行ってみる。



確か、距離は少し遠くなるけど、けっこう明るくて比較的安全だからって言ってたかな。



「なつかしいなぁー」



小学生の頃からも身長は伸びていたから、なつかしさもあるけど、少し新鮮にも感じる。



そういえば、ここにはブランコだけがある小さな公園もあったな、と辺りを見渡してみる。



あ、あった。



小学生の身長に合わせた、小さなブランコ。



でも、そのブランコには、女の子と男の子が乗っていて、こちらからは後ろ姿が見える。



今日はコンタクトをつけていなくて、誰かはここからじゃわからない。