初恋は叶わない。




『美音ちゃん、ちょっと相談あるんだけど、明日時間とれない?』



家に帰り着いたくらいの時に、祐奈ちゃんからメールがきた。



たまにカフェに誘われて、そこでいろいろ話すことはあったけど、メールの時から相談って言っているのは初めてだ。



相談ってワードで、さっきのことが思い出される。



絶対、相談ってこのことだよね。



でも、知らなかったふりしないとだな。




次の日、いつものカフェの前。



「はぁああ」



なんか、緊張するな。



「ふう、よっし!」



気合を入れて、カフェの扉を開ける。



ちりんちりーん。



「あ、美音ちゃん!」



祐奈ちゃんはいつも通りで、少し安心した。



けど、その話はすぐにやってきて...。



「あのね、私、蓮と喧嘩しちゃったんだよね」



「は、はあ」



「最近、お互い進路のこととかで忙しくて、なかなか会えなかったんだよね。まあ、ろうかですれ違うくらいだったの」