心配になった先生達が児童にはここで待機してなさいって言って、探しに行った。
遠足の場所は一応学校から近いっちゃ近いところだったけど、それは大人の感覚で。
子供にとっては一人でこんなところ歩くことなんか無かったから、もしかしたら迷ってるんじゃないかって心配になったんだろうな。
それで、その友達は先生達だけじゃ頼りないってなって、他の友達が止める中、探しに行ったんだ。
「どこいるんだよ...」
小学生のそいつは、傘をさして走ってたけど、邪魔になって傘を捨てて全力で走り出した。
強い雨に打たれながら、走って走って走った。
でも、それでも見つからなかった。
もう先生達が見つけ出して、公民館に連れて行ってくれているかもしれない。
そしたら、今度は俺がいないってまた先生達に迷惑をかけないといけなくなる。
そう思ったそいつは、もう戻ろう、と来た道を引き返すことにした。

