初恋は叶わない。




「俊ちゃん」



そう私がいったとき、俊ちゃんが勢いよく立ち上がった。



「え、ああ、なに?」



なんだか動揺しているようで、すぐに座っていた向かい側のソファにまた腰掛ける。



俊ちゃんにしては珍しい姿だな。



「何か、話あるの?」



そう私が言うと、照れ隠しでか「ゴホン」と言ってから俊ちゃんが話し始めた。



「あのさ、美音の事好きなんだけど」



「うん」



って、は、え、う、あ?!



こっここここここ、告白?!



「え、ええええええ?え?」



突然の告白に驚いている私に反して、俊ちゃんはいたって冷静で。



「っていう、友達がいるんだけどさ」



あ、そういうことか。



って、俊ちゃんが私のこと好きなわけ...ないよね、ないない、何勘違いしてるんだろ、恥ずかしっ!



「ってって、私のこと好きな人、いるの?!」



おかしいところはここだって。