初恋は叶わない。




今まで俊ちゃんといたのは私の方が長いはずなのに___。



少し嫌な感じがしたけど、その時先生が来たから、聞くにも聞けなくて、しょうがなくモヤモヤのまま席に着いた。



一日中、そのモヤモヤは消えなくて。



でも、いつ聞けばいいかっていうタイミングがわからなかったから...。



「あーーぅ...」



ベットに顔を伏せるように乗せてつぶやく。



『俊斗くんにもいろいろあるんだよ』



頭の中に明日香の言葉が浮かんでくる。



それは、明日香は知っているけど、私は知らなくていいってこと?



遠回しに深く知ろうとするなって言いたいの?



「なんでよ...」



私は今まで、俊ちゃんの一番の女友達って思ってた。



勝手に...そう、勝手に。



俊ちゃんはそんなこと、思ってなかったんだ。



いつの間にか、自分の中で俊ちゃんがそんな大きな存在になってた。



知らなかった。



自分でも驚きだな、なんて思って笑ってみる。