ポーカーフェイス

黙り混む和樹を目の前にして真離は淡々と言葉を並べた。

真離「大丈夫よ。なにも怖くないわ。少しだけ時間をちょうだい。あなたはまた新しく始めてたら大丈夫。なんとでもなる。」

そう和樹に言った翌日から真離の計算は始まった。

和樹を外した代表に真離は近付く事にした。

真離「あの…このプロジェクトの件、私に任せていただけませんか?」

無論、真離は和樹と交際している事を隠し通し、誰にも悟られる事なくプロジェクトを任されることになる。

代表は淡々と仕事をこなす真離に日がたつにつれて次第に深い信頼を置くようになっていった。
ある日の事、真離は代表の懐にどうにか入る計画をたてることにした。

真離「ご相談があるんです。」
そんな風に代表に、誘いをかけて喫茶店に呼び出した。