真離は城之内の何もかもを知っていたが、それを見て見ぬふりをした。
真離は机と椅子しかない殺風景な部屋でじっと白い天井を見つめた。

真離(私もあなたもポーカーフェイス。)

心の中で真離はそんな風に呟いた。

翌日、城之内からまた電話がかかる。

城之内「新しい案件だ。佐武が迎えに行くから準備しろ。」

真離「わかったわ。」

そう言って真離は電話を切った。