城之内がそう伝えたあと、しばらくして真離の自宅前に佐竹が迎えに来た。

真離がエントランスの階段を降りると車の助手席に乗った城之内が窓を開けた。

城之内「後ろに乗れ。お前もたまにはそんな女らしい服を着たりするんだな。」

そう言う城之内の言葉を無視して真離は後部座席に乗り込んだ。

城之内が真離をみて笑う。

城之内は佐竹に向かって言った。

城之内「今日はこいつがコジャレた格好してるから珍しく人がいるようなレストランにでも連れてってやるか。佐竹、たまに行くあそこの店に向かってくれ。」

佐竹「わかりました。」

そういって車を城之内が指示した場所へと向かわせた。