「教室を出て30分後に開けてって封筒渡されたよ」
コタくんの手元にある薄い水色した封筒。
「30分経ったんじゃね?開けようぜ」
綾部くんの提案でコタくんが封筒を静かに開封する。
「何かな?食券かな?」
「映画の割引券かもよ」
「それも良いね!」
その間、私と綾部くんはワクワクしながら待っていると封筒を開封して入っていた紙を開いた瞬間コタくんは固まった。
「おい、健二何だった?」
「それ以外何も入ってないの?」
「……健二?」
「……コタくん?」
何も発しないコタくんに綾部くんと私の視線が集まる。
そして、コタくんがやっと声を発しようも口を開いた瞬間、
《文化委員からのお知らせです》
スピーカーから流れる放送と重なった。


