嘘つきなあなたからの恋文。




「誰かー、暇な人いないー?」


「どうしたの、花梨。莉里は?」


「湊先輩に取られた」


「へー、さすが先輩。

今年も莉里と回るよう来てたんだ」


「湊先輩だもん、そこは抜かりないよ。

それより誰か一緒に回れない?」


午後ずっと1人なんて辛すぎる。


「私も午後当番だし、当番じゃない子達みんな出掛けちゃったからいないんじゃないかな?」


午後当番のクラスメイトと教室を見渡す。

確かに見渡しても午後当番の人達だけだ。



どうしよう…。


「暇なら午後も働く?」


「えぇ…最後の文化祭働き通しって辛すぎる」


でももうその選択肢しかない。

暇だし、仕方ないか。



そう決意した時だった。