「はい!」
返事が変に大きくなっちゃう。
先輩は、やっぱりゆっくりと立ち上がる。
「わたしと桜子は、ちょっと委員会があるから部室来るの遅くなる。わたしは荷物だけ置きに来たの。」
「分かりましたっ。」
って、わたしが聞いてどうするんだろ。
「…花乃ちゃん、パーカッション入るよね?」
「はい、もちろんですっ。」
普段無表情の真子先輩が、フッと口元を緩めて笑った!
「桜子に言っておくから、これからよろしく。」
「はい、ありがとうございますっ。あの、先輩美人だし、笑顔似合ってるから、いつももっと笑ってください!」
わたしがそう言ったら、真子先輩の顔が真っ赤に。
「やめてよ、花乃ちゃん。」
「大原先輩、照れてるんですか?」
にやにやしながらからかうのは奥村先輩。
「悠哉…?遥斗に言いつけるわよ。」
? 遥斗先輩?
奥村先輩を見ると、真顔になってた。
「あ、スミマセン。」
真子先輩はフイっと出口の方を向いて行ってしまった。
