先輩と、わたし。






「それじゃ、みんな!主役の花乃ちゃんに一言ずつどうぞ!」





まだ混乱してるわたしの前にまず現れたのは、千海ちゃんと誰か分からないけどイケメンの男の人だった。






「ごめんね花乃、騙すみたいなことして!花乃がいっぱい相談のってくれたから、今までで1番の彼氏が出来たよ!」





千海ちゃんは顔を赤らめながら、隣の男の人と腕を組み直した。






「紹介するね!この人がわたしの新しい彼氏でバレー部の1つ上の先輩の、佐山俊先輩だよ!」





千海ちゃんの紹介とともに俊先輩は頭を軽く下げた。





「ども、千海から澤木さんの話はいつも聞いてるよ!これからも千海と仲良くしてやって!」





「は、はいっ。俊先輩、すごく爽やかですね…。お幸せに!」






一言も気の利いたことが言えないよ。





相談にのったなんて、ただ話を聞いただけなのに…。