先輩と、わたし。






わたしたちがドーリィランドに着いたころにはちょうど開園からしばらく経っていて、中はもうお客さんでにぎわっていた。





「わ、楽しそう…。萌絵ちゃんと遊ちゃんも一緒に来れたら良かったのにね?」






「うん、そうだね!」







萌絵ちゃんと遊ちゃんも誘ってみたんだけど、2人とも用事があって行けないって返事だった。





ちょっと残念だけど、千海ちゃんと2人で思いっ切り楽しも!





そう思いながら、千海ちゃんと一緒に真ん中の1番広い広場に来たとき、千海ちゃんが急に言った。






「ちょっとあたし行ってくるから、あたしが良いって言うまでそっち向いててね?」






「え、どうして?」





「細かいことは気にしないで!お願いだから、あたしが良いって言うまでそのままでいて?いてくれなきゃ、花乃とは絶交だからね!(笑)」






「そ、そんなあ(笑)…分かった、このままでいるから、早く帰ってきてね?」






「おっけー!」









千海ちゃんは笑って言うと、わたしをおいて、わたしの後ろの方向へ走っていった。





何なんだろ…?







もしこのまま千海ちゃんが帰ってこなかったら…なんて考えたりして。







千海ちゃんはそんなことしないよね。












1人で納得してたそのとき、








「花乃、こっち向いて良いよ!」








ほらね、やっぱり千海ちゃんは戻って来てくれたって安心して振り返ったら…。