先輩と、わたし。






「俺、絶対花乃先輩のこと諦めないんで!悠哉くんなんかに負けないんで!…今は悠哉くんとつき合ってるかもしれないけど、振り向かせてみせます!」





わたしが環大くんに言葉を返す前に、悠哉先輩が口を開いた。





「ムリな、花乃は俺のもんだから。…絶対渡さねーし。」





悠哉先輩の、真剣な顔…。




「絶対渡さない」って言葉が嬉しかった。





「そんなの分からないっすよ?じゃ、とりあえず今日のところはこれで!」






環大くんはそう言い残して走り去っていった。





行っちゃった…。






「気をつけねーとな…。花乃は取られたくねーもん。」






先輩が何かつぶやいた気がしたけど、聞き返してもはぐらかされちゃった。






帰りはその流れで告白の話をする。






「花乃、誰かに告られたことあんの?」






「えっと…、先輩とつき合い始めてから、環大くんが3人目です。」






「ん、誰?」