先輩と、わたし。






そしてわたしたち一高の吹部は、順調に関東大会でも金賞を獲得し、ついに全国大会に出場することに。




緊張は今までにないほど高まったけど、演奏が始まれば自然と音楽を楽しめた。





不思議なくらい冷静な自分と、そんな自分に焦ってる自分がいるみたい。





この感覚は、楽器をやってる人共通かも。





…もうすぐパーカッションソロが始まる。






バッテリーとピットだけの、わたしたちの見せ場。






わたしが先輩と巡り会うきっかけになったスネアソロは、今度はわたしの後ろから聞こえる。





屋上で悠哉先輩のスネアに感動してたときとは違って、今はわたしもソロに参加してる。







わたしも、悠哉先輩とマーチングしてるんだ。