「あの、待っててくれませんか?わたしが高校を卒業するまで。そのときまでに、たくさん先輩の名前を呼ぶ練習しますから…。」
わがままだって分かってる。
けど、高校を卒業するまでは、先輩は先輩だから…。
「…ん、分かった。」
先輩はうなずくと、わたしをギュッと抱きしめてくれた。
「さっきの拗ねてる先輩、ちょっと可愛かったです…。」
「んー、花乃にはかなわねーよ。てか俺、男なんだけど?」
そのまま先輩はわたしを押し倒した。
上を見れば先輩がすぐ近くにいて、動けない。
「お、男…?」
「そ。俺だって男なんだからな、花乃。」
そう言って笑う先輩の笑顔は無邪気で、
この人を好きになって良かった…、
この人がわたしを好きになってくれてほんとに良かった…、
って心からそう思った。
ちなみに、このあとどうなったかは秘密です。
