「あ、ごめんごめん。俺、奥村和哉。悠哉の兄貴な。」
どうりで似てると思ったよ…。
「先輩のお兄さんだったんですねっ。えと、和哉さん…?」
「はは、俺大学2年生だし、そんな年も変わんねーし、そんな改まらなくても(笑)」
大学2年生って、お兄ちゃんと同い年だ…。
なのに、うちのお兄ちゃんなんかとは全然違うよ。
すごく落ち着いてるし、雰囲気が先輩と一緒。
「じゃあ何て呼べば良いですかねっ?」
和哉さんはちょっと考える振りをして言った。
「んーそうだな…。和くんで良いよ。」
「か、和くん…。」
「恥ずかしかったら、普通に和哉くんでも大丈夫。」
「じゃあ…、和哉くんて呼んで、良い、ですかっ?」
わたしがちょっと笑って言ったとき、先輩が遮った。
「和哉なんか呼ばなくて良いから。」
