「俺、りんご好きなの。」
先輩はわたしから顔を話して言った。
そういえば、好きな食べ物はまだ聞いてなかったな。
先輩がりんごが好きって聞いて、心が飛び上がった。
「わたしもっ!りんご、好きです!アップルパイとか、得意料理、です…。」
「まじで?俺、アップルパイ超好物。」
「あ、じゃあ、今度差し入れしますねっ?いっぱい作って、ついでにパーカッションのみんなにも。」
いつもパーカッションのみんなにはお世話になってばっかだから、何かわたしの出来ることで恩返ししなきゃ。
それで悠哉先輩も喜んでくれるなら一石二鳥!
そう考えてる横で、先輩はため息をついた。
「だめ、俺だけに作って。」
せ、先輩、そんなこと言ったらわたしもう嬉しすぎてどうしたら良いか分かんないよ…。
わたしの“好き”は、ちゃんと先輩に全て届いてるかな?
