「ううん、いーの!それより、花乃ちゃんパートは決まった?花乃ちゃんがパーカス入ってくれたらすごく嬉しい!」
はい!最初から、パーカッション入りたかったんです!
やっとかなうよ!
「わたしもパーカッション入りた…」
「お~い、花乃ちゃ~ん!」
わたしの言葉は、あっさり遮られた。
わたしの名前を呼んだその人は、パーカッションのメンバーの間をよけながら近くまで歩いてきた。
「あなたが花乃ちゃん?」
その人は赤の上履きをはいてるから、桜子先輩と同じ3年生。
長めのストレートの髪の毛が揺れる素敵な先輩だっ。
「あのね、わたし日下部葉菜(クサカベハナ)っていうの。よろしくねっ。」
って自己紹介してくれたと思ったら、急にハグされた!
「やばい、花乃ちゃんすっごく可愛いねっ。」
「えと、日下部先輩っ?」
「葉菜でいいよっ。」
先輩はそう言ってわたしから離れると、ニコッと笑った。
