先輩と、わたし。






「……悠哉…、大好きっ。」





「ん、知ってる。…俺も。」




「…わたしも知ってますっ。」






今日の花乃は一段と可愛い気がする。




いつも花乃を見てたらすらすら言葉が出てクンのに、今は花乃に俺が赤くなるだけ。






「ふっ、花乃、可愛い。」





そう言いながら顔を近づけて、キスをする。




花乃から告白してくれたあの日とは違う、触れるだけじゃないキス。





気持ちが止まらなくて、思わず花乃の口ん中に舌を入れてしまった。





びっくりした花乃の声がもれる。






「…んっ…。」






やべ、こんなとこで理性失うとかかっこ悪い。




俺はあくまで冷静なふりをして、いたずらっぽく笑った。





「やっぱ花乃には早かった?」





「でも、嫌じゃなかったです…、先輩だから。」





何だよそれ。俺が照れんじゃん…。




可愛らしい花乃の頭をポンポンってなでる。





「…わたし、早く大人になりますっ。」





花乃が言った。





「えー、俺は今の花乃のままでもいーけど。」





「すぐ照れるとこ可愛いしな。」なんて花乃の頭に手を置きながら言う俺。






そのとき、何かさわった感じがいつもと違った。




「あれ、髪、いつもと違う?」






「え…、はいっ。」





「おー、あみあみだ。」





ほんと女って器用なのな。




ま、花乃じゃないと可愛いとは思わないけど。






「気づいてくれました?」






「んー、たまたま(笑)」





「えー、そんなあ。」






そんな声を上げながらも、花乃は何か嬉しそうだ。







そんなとき、中島先輩が俺らを見つけて、2人きりの時間はおしまい。





3人でみんなの元に戻った。





ちょい残念だけど、香島先輩や大原先輩とかと無邪気に笑う花乃を見てたら、悪い気分にはならなかった。






俺の横にはいつの間にか陽大が来ていた。