先輩と、わたし。







「あー、花乃さ。俺のこと好きだよな?」





何か、花乃の口からちゃんと聞きたくなった。





花乃は間を空けずに答えてくれる。






「当たり前ですよっ。」






花乃のその言葉が、思ったより俺を嬉しくさせた。




それから、花乃の“好き”がいっぱい欲しくなる。







「…もっと言ってよ。」





「へっ!?」





びっくりする花乃は、俺の顔を見ると頬をほんのり赤らめた。




そしてちょっと口ごもる。





「せ、世界一、先輩が好きです。先輩のこと、大好きです。ほんとに大好きで大好きで、彼女になれてすごく幸せです。」






あふれてくる花乃の言葉一つ一つが嬉しい。




心臓の打つ音が速くなんのが自分で分かった。






「わたし、先輩が初恋だから、他の誰のことも好きになったことないし…。先輩を独り占め出来たらなっていつも思うんです。」






「俺、花乃の初恋なの?」






つまり、花乃に想われたやつは俺以外いないってことだろ?




全部、俺だけなんだ。





「そうですよっ?」





花乃が照れながらうなずいた。







「…俺もだよ。」