先輩と、わたし。






練習中は離ればなれだけど、それでも花乃は色んなとこで可愛さを見せてくれる。






さっきタオルとドリンク渡されたときも、俺の顔じっと見つめてボーッとしてたし、花乃に聞いてみたら、






「…先輩を見てましたっ。先輩がすごくかっこよかったから。」






なんて赤くなりながら言うんだもんな。





黙っときゃ俺気づかねーのに、花乃はわざわざ正直に言って自分ですごく照れるんだ。





こんなの言うの女みてーだけど、花乃と触れ合ってたら、何か、胸のとこがドキドキするんだよな。






たまに、1年早く生まれたのをちょい恨んだりするけど、もしそうだったら花乃と同じように出会えてたんだろうか?







少なくとも、もうちょい簡単に花乃は俺を“悠哉”って呼んでくれてただろうな。




なんて考えたりする。