結果は、15匹。
ほんとはまだまだすくえたんだけど、おっちゃんが止めたからそこでやめておいた。
「お嬢ちゃん、ほんとに器用なんだねえ…。」
おっちゃんはちょっと困ったように言った。
先輩は笑うのを我慢してる。
「少し取りすぎちゃったかな…。けど、先輩のお金を無駄にするわけにはいかないでしょ?」
わたしが言うと、先輩はついに笑い出した。
「何で笑うんですかっ?」
ほっぺたを膨らませて先輩を見上げると、その向こうに射的屋さんが見えた。
射的屋さんの景品の棚に並べられてる、布で出来たうさぎのストラップが。
ちょっと可愛いかも。
「先輩、あれやってくださいよっ!」
