「良いよ、俺出すから。」 そう言うと先輩は財布を出して、金魚すくい屋のおっちゃんに代金を支払ってくれた。 「先輩、悪いです!あとで絶対返しますからっ!」 「良いって。花乃の笑顔のお返しな。」 先輩は優しすぎです…。 顔が熱くなって、鼓動が速くなる。 わたしは、おっちゃんから網をもらって水槽の前にしゃがみ込む。 よーし、いっぱいすくおっと!